カバーを外した本の姿

カバー・帯・見返し、本の部分の呼び名

2026/10/29

本には、普段あまり意識しない部分にも、それぞれ名前と役割があります。外側から順に、整理します。

カバー

本の外側を包む紙を、カバーと呼びます。ジャケットと呼ばれることもあります。表紙を汚れや傷から守りつつ、本の顔として、デザインを担う役割も持っています。

帯

カバーの下の部分に巻かれた、細長い紙が帯です。本の宣伝文句や、推薦の言葉が書かれていることが多く、読者の目を引く役割を持ちます。

表紙

カバーを外すと現れるのが表紙です。カバーの陰に隠れていますが、デザインが施されていることもあります。カバーを外して、表紙を見てみると、新しい発見があるかもしれません。

見返し

表紙を開いた最初に、表紙の内側に貼られている紙を、見返しと呼びます。中身と表紙をつなぐ役割を持ち、色や模様が付いていることもあります。

扉と目次

見返しの次に、題名と著者名が書かれたページが扉です。続いて目次があり、本の全体の構成が示されています。

小口・天・地という呼び名

本の断面にも名前があります。ページの端が揃っている、開く側の面を「小口」、上の面を「天」、下の面を「地」と呼びます。上製本の天に、色が塗られていたり、金箔が施されていたりするのは、ほこりよけと装飾を兼ねた工夫です。

スピンとの違い

栞の紐を、スピンと呼ぶこともあります。ページの間に挟むだけの紙の栞とは違い、本の背に取り付けられているため、なくす心配がありません。

奥付

本の最後のほうにある、発行日や発行者、版の数などが書かれたページを、奥付と呼びます。本の戸籍のようなもので、いつ作られたどの版か、という情報は、ここで確かめられます。古い本を調べるときや、同じ題名の本の版の違いを確かめるときに、役立ちます。

本の厚みと「束」

本の厚みを表すときに、「束(つか)」という言葉が使われることがあります。紙の厚さと、ページ数によって決まる、本の背の幅のことです。同じページ数でも、紙の種類が違えば、束は変わります。

背の文字の向き

背表紙の文字は、日本の本の場合、縦書きで、上から下へ読むのが一般的です。外国の本では、向きが違うことがあり、棚に並べたときの見え方も変わります。

古い本を扱うときの注意

古い本は、紙が弱くなっていることがあります。ページをめくるときは、ゆっくり、端を持って扱います。保管する場所も、直射日光や湿気を避けて選んでください。

栞(しおり)と花布

上製本には、ページの間に挟む紐状の栞が付いていることがあります。また、背の上下に見える、小さな布状のものを花布と呼びます。装飾と補強を兼ねた部分です。

追記です。最近よく開いているのは、hitozumasoukan.funです。

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背表紙の人